【ショップ更新】オイルシュリンクレザーを使ったレザートレイをアップしました。

ショップに新商品を追加しました。

味のある革で作ったレザートレイ・スクエアタイプ
味のある革で作ったレザートレイ・長方形タイプ

綺麗な色のオイルシュリンクレザーを使っています。在庫リストにも掲載している素材ですが作例としてはあまり登場していない革です。
厚みが2.5mmほどあるしっかりした革で、オイル分を多く含んでいますのでしなやかさもあります。
鼻を近づけると革のいい香りがします。

お部屋のインテリアにどうでしょうか。デスクの上に置いておくとなんとなくオサレな雰囲気が漂います(^^)

寸分違わぬ綺麗な形状で作りたかったので、今回はいつもお世話になっている金型屋さんに金型を作ってもらいました。
これで厚い革でも綺麗に曲線が切り抜けます。シンプルなデザインなのでカーブが歪んでたりすると目立ちますからね。

型で抜いた革に刻印を押して、底革を縫い付けます。
2枚重なると5mmくらいの厚みになるので、慎重にまっすぐミシンをかけます。
コバにはネンを入れておきます。革のフチに見える細い線がネンと言われるものです。小さな違いですがこれだけで不思議と高級感がでます。

底革に沿って折り目をつけ、4角の形を整えて完成。
厚みとしなやかさがあるため、4角をホックで止めたり糸で縫わなくても、形状記憶のように形を維持できます。革の特性を活かした美しいカーブを描く形状です。
普通のヌメ革や、ヴォー・エプソンのようなクロム鞣しと呼ばれる革では形状を維持できないため作れません。

そしてオイルシュリンクレザーはエイジングも特徴的です。
こちらはナチュラルカラー(ベージュ)の革を3日間ほど窓際に置いたところです↓

下に敷いているのが元の色です。明らかに濃くなってますね。
陽の当たる場所に3日間でこれくらい変化します。時間が経つともっと濃いキャメル色になります。
一般的に、革は含まれるオイル分が多いほどエイジングしやすい傾向にあります。ですのでオイルレザーは普通のヌメ革よりも変化が大きいです。キャメル以外のカラーももちろんエイジングします。

革の経年変化を楽しみたい方には、おすすめの革です。

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